地震によるお家の倒壊の原因と耐震対策
2022/05/21
地震によるお家の倒壊の原因と対策
金物紹介
耐震補強の種類は、主に【1】壁を強くする【2】基礎を強くする【3】劣化した木材などを直す【4】屋根を軽くする】の主に4つの方法があります。
地震による倒壊の原因の一つ目は【壁が不足している】ことです。
こちらは対策として【壁補強】が有効です。
特に昭和56年5月以前に建築された住宅に多いです。
地震による倒壊の原因の二つ目は【柱の引き抜け】です。ホゾ抜けとも言います。
柱と基礎の接合が弱く、柱が基礎から抜けてしまう状態です。足元が抜けてしまうイメージです。
昭和56年6月以降~平成12年5月以前の建物は壁が強くても柱の接合が弱いことがあります。
【ホゾ抜け防止金物補強】が有効です。
その、金物補強の、後付けホールダウン金物を紹介します。
かぞくまもる という名前です。
施工した写真は、こんな感じです。
これだけに集中して見ると結構大掛かりなものに見えますが、意識しなければ美観の観点から見てもほとんど気になりません。
かぞくまもるは基礎・柱を緊結して「ホゾ抜け」や「分離」を防止します。
壁の補強と、柱の引き抜け防止はセットで行うことが大切です。
こちらの金物は壁を壊さずに外側から施工します。
実証実験では、最大4,5トンの柱の引き抜き力に耐えることが実験により証明されています(2014年6月)。
※日本木造住宅耐震補強事業者共同組合のページより
当社は上記の加盟団体です。