2023年は住宅の省エネ化に大チャンスな年です。リフォーム・リノベーションをご検討の方に朗報です。
2022/12/05
2050年カーボンニュートラルの実現に向け住宅の省エネ化の支援を強化するため、経済産業省、国土交通省及び環境省により、住宅の省エネ化を支援する新たな補助制度が創設されました。
家庭部門の省エネを強力に推進するため、窓のリフォームによる住宅の断熱性の向上や高効率給湯器の導入などの住宅の省エネ化への支援を強化することが決まりました。
お家の断熱化、省エネ化が強く推進されることになります。
お家の中で最も熱の出入りが大きいのが、【窓】ですが、この窓のリフォームに対して、補助金が出ます。
冬お家が寒い、夏は暑い!というお家の方、は、是非このチャンスに窓リフォームをしてお家の断熱化をしましょう!
電気代などの光熱費も上がっていますので、お家の省エネ化はおススメです。
(1)住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等【経済産業省・環境省】
- 高断熱窓(熱貫流率(Uw値)1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの)への断熱改修工事に対して支援。
- 工事内容に応じて定額交付。(補助率1/2相当等。1戸あたり最大200万円を交付)
〇ガラス交換、〇内窓設置、〇外窓交換などに対して補助金が出ます。
窓の大きさや性能により、補助金額が変わってきます。補助額の合計が5万円未満の場合は申請できません。
窓の性能に関して、熱貫流率Uwで表されます。
熱貫流率というのは、断熱性能を表す値ですが、これは数字が低いほど、熱が伝わりにくく、断熱性能が良い窓という意味になります。
例えば、Uw1.9以下の熱貫流率の窓(2,8㎡以上)の内窓設置した場合、補助額は69,000円になります。
同じ大きさの窓でもUw1.1以下の、より性能の良い窓を採用すれば、一カ所あたり124,000円もの補助が受けられます。
AグレードからSSグレードまであり、大きさだけでなく、窓の性能によって、補助額が変わります。下記の表のように変わります。
グレード | ガラス交換 | 内窓設置 | 外窓交換 |
SS
Uw1,1以下 |
48,000円/枚 (大:1,4㎡以上)
30,000円/枚 (中:0,8㎡以上1,4㎡未満)
8,000円/枚 (小:0,8㎡未満)
|
124,000円/箇所 (大:2,8㎡以上)
84,000円/箇所 (中:1,6㎡以上2,8㎡未満)
53,000円/箇所 (小:1,6㎡未満)
|
183,000円/箇所 (大:2,8㎡以上)
136,000円/箇所 (中:1,6㎡以上2,8㎡未満)
91,000円/箇所 (小:1,6㎡未満)
|
S
Uw1,5以下 |
32,000円/枚 (大:1,4㎡以上)
21,000円/枚 (中:0,8㎡以上1,4㎡未満)
5,000円/枚 (小:0,8㎡未満) |
84,000円/箇所 (大:2,8㎡以上)
57,000円/箇所 (中:1,6㎡以上2,8㎡未満)
36,000円/箇所 (小:1,6㎡未満) |
124,000円/箇所 (大:2,8㎡以上)
92,000円/箇所 (中:1,6㎡以上2,8㎡未満)
62,000円/箇所 (小:1,6㎡未満) |
A
Uw1,9以下 |
26,000円/枚 (大:1,4㎡以上)
17,000円/枚 (中:0,8㎡以上1,4㎡未満)
4,000円/枚 (小:0,8㎡未満) |
69,000円/箇所 (大:2,8㎡以上)
47,000円/箇所 (中:1,6㎡以上2,8㎡未満)
30,000円/箇所 (小:1,6㎡未満) |
102,000円/箇所 (大:2,8㎡以上)
76,000円/箇所 (中:1,6㎡以上2,8㎡未満)
51,000円/箇所 (小:1,6㎡未満) |
(2)高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金【経済産業省】
- 補助金は、エネルギー小売事業者、高効率給湯器の販売事業者、ハウスメーカー等による代理申請に基づき、給湯器導入者に対して交付。
- 一定の基準を満たした高効率給湯器を導入する場合に支援。
- 給湯器導入者に対して、機器ごとに設けられた定額を交付。
(3)こどもエコすまい支援事業【国土交通省】
こちらは、こどもみらい住宅支援事業の後継と言われています。
高断熱浴槽や節水トイレ等、水廻りの改修とも合わせて補助が受けられるので、おススメです。
こどもとついておりますが、リフォームの場合全世帯が対象です。
リフォーム
- 住宅の窓・壁等に対する一定の断熱改修や、一定のエコ住宅設備の設置等の省エネリフォームを行う場合に工事内容に応じた定額を支援。
- 省エネリフォームや(1)(2)の工事を行う場合は、併せて行うバリアフリー化や子育て対応改修等に対しても工事内容に応じた定額を支援。
- すべての世帯を対象とし、原則最大30万円を交付。(子育て世帯・若者夫婦世帯の場合等に上限引き上げの特例あり)
こちらは、昨年度のこどもみらい住宅支援事業の後継と言われています。
高断熱浴槽や節水トイレ等、水廻りの改修とも合わせて補助が受けられるので、おススメです。
こどもとついておりますが、リフォームの場合全世帯が対象です。
■申請■
申請は事業者が行い、事業者に振り込まれる金額をお客様に還元する形となります。
■期間■
2022年11月8日以降の契約
各種補助制度の事業者登録を行った後に着工した工事が対象となります。
事業者登録は12月中旬以降の予定です。国からの発表に従い、対応致します。
※情報は今後変更になる可能性もあります。